2009年07月08日

ちょっと期待はずれだった新型プリウスの実燃費

 そういえば、もう出ているかなと思って、e-燃費ランキングをチェックしてみました。

 ありました。新型プリウスの実走行時の燃費です。
すると・・・22.9 km/L。意外とのびていません。

e-燃費ランキング(毎日更新)
http://response.jp/e-nenpi/rank.html

 2代目プリウスとの差は1km/Lちょっとです。

【トヨタ プリウス 新型発表】燃費アタック43.8km/リットル  

 この記事では驚異的な燃費を記録していますし、従来の10・15モードだけでなく、より実際の走行状態に近いとされるJC08モードでも、Lグレードで32.6km/L、G、Sグレードで30.4km/Lとなっていましたから、実際の燃費も、30km/Lを超えないまでもかなり近い数字が出るのではないかと期待していたのです。

 しかし、実際には30km/Lどころか、25km/Lも超えませんでした。
燃費記録狙いの2人乗り初代インサイトは抜くのではないかと思っていたのですが、2km/L以上及びませんでした。

 プラグインハイブリッドにならない限り、現状では、バッテリーの充電はエンジンで行います。

 ですから、満充電の状態で走り出すと、しばらくは素晴らしく良い燃費が記録されるものの、やがてエンジンによる充電が増えていって、燃費が悪化するのでしょう。

 つまり、短い距離での燃費テストは意味がなく、数百kmから1000km以上走ってようやく本当の燃費が分かってくるのでしょう。

 1800ccのエンジンでこの燃費は確かに素晴らしいのですが、やはり1500ccで作って欲しかったとあらためて思ってしまいます。
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2009年07月02日

8月1日(土)に名古屋大学で講演

 名古屋大学で開かれる「親子で考える環境問題 公開講座」で、講座の一つを担当します。

 小学校高学年対象の内容です。事前申し込みが必要で、抽選となります。


2009年8月1日(土) 午後2時20分〜3時
親子で考える環境問題 公開講座 in 名古屋大学2009
講座「太陽・自然エネルギーの実力」

※1日(土)、2日(日)それぞれ4講座あるうちの一つです。

会場:名古屋大学 東山キャンパス IB 電子情報館2階 地図
    名古屋市千種区不老町
アクセス:
◎電 車:地下鉄名城線名古屋大学駅下車すぐ
主催:日本経済新聞社名古屋支社
後援:名古屋大学
連携協力:COP10支援実行委員会
協賛:セキスイハイム 他
応募方法:@ご希望の日付 ご引率者のA住所 B氏名 C年齢 D電話番号 お子様の  E氏名
 F学年 をご記入の上、インターネット、FAXまたはハガキでご応募ください。
 ※応募者が多数の場合は抽選です。 ※当選は発送をもって代えさせて頂きます。 ※各日別募集です。
 ※ご引率者(成人)1名様につき4名のお子様までご応募可能です。
応募締切:2009年7月17日(金)当日消印有効 ※インターネットでのお申し込みは同日正午まで有効
応募先:■URL:http://www.adnet.jp/nikkei/oyako/
     ■FAX:(052)243-3372
     ■ハガキ:〒460-8366(住所不要)
            日本経済新聞社名古屋支社 クロスメディア営業部「環境公開講座」係
お問い合わせ:(052)243-3371
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2009年06月29日

えっ!?ウランが自然エネルギーだって?

 日曜日の午後、妻の買い物につきあって、車中で待っていたり、運転中に、よみうりテレビ制作の「たかじんのそこまで言って委員会」という番組を、見る(運転中は聞く)事があります。

 同じテーマでも色んな意見が出て、多角的な物の見方を養うにはいい番組だと思っているのですが、昨日の環境問題についての部分はちょっとひどかったですね。

 批判するのはあまり好きではないのですが、目に余ったので書かせてもらいます。

 ゲストは中部大学の武田邦彦教授でした。この方を、トンデモ説の異端教授として、おもしろおかしく取り上げるのなら分かるのですが、まともに取り上げている時点で、なんだかひどいことになりそうな予感はしました。

 案の定、IPCCの第4次報告書で、最高レベルの「確信度が非常に高い」という表現で関連づけられた、人間が排出した温室効果ガスと近年の地球温暖化現象について、あたかも、まだ5分5分の議論が続いているかのような表現をしたり、「日本は多少温暖化した方がいい」などと、無責任な発言を連発していました。

 挙げ句の果てには、「日本は熱容量が大きい海に囲まれているので温暖化の影響が出にくい。大陸の中国やアメリカは影響が早く出るので国力が弱まって良い」とまで。

 これには、さすがに出演者(たぶん金美齢さん)から、「今の意見は承伏できません」と、ピシャリと言われていました。

 ゲストの民主党の議員さんは、科学的知見をふまえたまともな事をおっしゃっていましたが、他の男性出演者からは、ずいぶんひどい発言がありました。

 丁度運転していた時で、聞いていただけなので誰だかはよくわかりませんが、「温暖化防止のため、全部原子力にすればいい」とか、「ウランも自然に取れる資源だから、自然エネルギーだ」とか。

 原子力発電は、安定した運転はできますが、大きく出力を変動させる運転は苦手なので、せいぜい3〜4割にしかできません。

 また、自然エネルギーとは、太陽光、風力、地熱、波力など、ちょっとした変換で利用できるエネルギーの事を言うのであって、採掘、精製、燃焼といった過程を経なければ利用できない鉱物資源を、自然エネルギーとは言いません。

 ウランが自然エネルギーなら、化石燃料だって自然エネルギーになってしまいます。

 こうした発言が、他の出演者のフォローもなく、垂れ流しにされると、詳しく知らない一般視聴者は誤解してしまいます。

 実際、ゲストの田丸麻紀さんは、「普段耳にしている情報とずいぶん違うのでとまどっています」と困惑していらっしゃいました。

 こういう番組を見ると、「私をゲストに出してくれれば、議論を盛り上げながらも、まともな結論に持って行けるのに。」と思ってしまいます。

 でも、ゲストに呼んでもらうには、私もベストセラーを出すか、何かで有名になるしかないでしょうね。
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2009年06月28日

インドでは48度の熱波だそうです



 梅雨の中休みにしては暑すぎる日が続いて、各地で6月の最高気温が更新され、暑さで亡くなる方も出ていますが、インドはもっと大変なことになっているようです。

 AFP通信によると、首都ニューデリーでは、最高気温48度にも達し、しかも、水不足と停電が追い打ちをかけ、人々は過酷な生活を強いられているそうです。

 何しろ暑いのに停電で空調が使えないため、冷房が効く車の中で過ごす人も多いとか。

 モンスーンの時期が2週間遅れていて、湖が干上がる心配があるそうです。

 ちなみに、Qwikcast.comによると、明日のニューデリーの予想最低気温が35度、最高気温は49度の予報となっています・・・。
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2009年06月26日

中国が100ギガワットの風力発電所建設



 中国が、2020年までに、発電容量100ギガワットという大規模な風力発電所を建設するそうです。発電容量ですから、常にそれだけ出力がある訳ではありませんが、相当な規模です。

 中国の場合、基本的に計画経済ですから、やると決めたらやるでしょう。

 サハラ砂漠での太陽熱発電にしても、この風力発電にしても、最近聞こえてくる海外での自然エネルギー利用の計画は、大規模なものが多くなっています。

 各国、企業の力の入れ具合が分かります。本気で脱化石燃料、低炭素社会を目指す動きが加速しています。

 日本でも、やりようによっては、十分な再生可能エネルギーを生み出す事が可能ですが、世界が感心するような、というか日本国民すら期待に胸が躍るような計画は、さっぱり聞かれないのが残念です。
posted by otomi at 19:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月20日

ドイツが53兆円かけて太陽熱発電所を建設!?

 「ドイツが、企業20社や民間団体と協力し、約53兆円をかけてサハラ砂漠に太陽熱発電所を建設」というニュースを見て、「ついに新時代の到来だ!」と驚きました。

IBTimes「ドイツ、サハラ砂漠に太陽熱発電所を建設」

 記事によると、「ドイツ政府と同国企業20社、民間団体は16日、約4,000億ユーロ(約53兆4,8023億円)を投資し、北アフリアのサハラ砂漠に太陽熱発電所を建設すると発表した。」とのこと。

 「2050年まで北アフリカと中東に100GW規模の太陽熱発電所を建設し、欧州中部まで送電線を連結する長期事業が完了する」という記述もあります。

 これは、今世紀でトップクラスの大ニュースだ!と興奮しました。

 ところが、これほどのニュースなのに、テレビも新聞もネットニュースも取り上げません。

 どうもおかしいと思い、ドイツ政府のWebサイトを見ても、そのような発表を行った形跡はありません。

ドイツ政府Webサイト

 色々調べたところ、どうやらこのあたりの記事が発信源のようです。

ロイター通信「RPT-UPDATE 1-Munich Re touts Sahara in solar energy push」

ガーディアン「German blue chip firms throw weight behind north African solar project」

 しかし、かなりニュアンスが違っていて、まだ正式に決定した話でもないし、ドイツ政府がリーダーシップを取って、強力に進めているという感じでもないようです。

 とはいえ、計画がある事は事実ですし、7月13日には、ドイツの企業20社を中心に、コンソーシアムを立ち上げるための会合があり、そこには、ドイツ政府の参加も期待されているようですから、もし、その場で、組織が正式に立ち上がり、国としても強力にバックアップしていくという方針が打ち出されれば、かなり飛ばし気味の冒頭の記事が本当になるかもしれません。

ローマクラブ「DESERTEC - Clean Energy from Deserts」
The DESERTEC Foundation「DESERTEC concept taken up: industry engages in unique project for clean power from deserts. 」

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2009年06月17日

YouTubeに「otomi ECO tv」開設



 YouTubeにチャンネルを開設しました。
otomi ECO tv

 第一弾として、先日、茨城県水戸市で行った講演、「あなたの行動が未来を変える」の冒頭部分を10分間のダイジェストに編集してアップしました。

 講演の様子が少しおわかり頂けると思います。

 今後も、自然の映像や、環境問題の解説、環境関連製品やサービスの映像などを、あまり気負わずに、徐々に追加していこうと思います。

大きな画面で見るには・・・
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2009年06月14日

ホンダが「エコグランプリ」を開催

 ホンダが、ハイブリッド車インサイトのオーナーを対象に、燃費の良さを競い合う、「エコグランプリ」を開催しています。

ホンダ エコグランプリ

 一日の平均燃費を申請すると、全国でのランキングなどが分かり、その日の運転に対する評価やアドバイスも得られるようです。

 全国1位になったからといって何かがもらえるというものでもないようですから、燃費向上、エコドライブに対する意識を高めてもらいたいという事なのでしょう。

 燃費は簡単にわかるのですが、燃費を測っている人は意外と少なく、環境をテーマにした講演の会場で聞いてみても、100人に1人くらいしかいません。

 燃費の測り方は満タン法が簡単です。

 ガソリンを満タンに入れた時、トリップメーターをゼロにしておき、次に給油するまでに走った距離を、その時満タンまで入れた燃料の量で割ります。

 例えば、満タンにした後、次の給油まで500km走り、入った燃料が50リットルなら、500km÷50リットルで、1リットルあたり10km走ったという計算になるわけです。

 セルフのスタンドで、毎回、液面が同じ位置に来るまで入れるようにすれば、より正確に測れます。

 燃費を計測していると、どんな条件だとどの位の燃費になるか分かってきます。

 できれば、毎回、テーマを持って臨むと良いです。
今回は、こんなアクセルワークをしてみようとか、市街地での目安の速度を○kmにしてみようとか、40kmまでの加速時間を○秒にしてみようとか。

 一度では走行条件による誤差が大きいのでわかりにくいですが、何度も計測していく内に傾向がつかめてきます。
人間、記録を取っていれば、それを更新したくなるものですから、段々燃費が良くなっていきます。

 最近は、瞬間燃費や、リセットして以降の平均燃費を計測して教えてくれる車も増えています。

 瞬間燃費計は、アクセルワークによる燃費の変化がリアルタイムで分かるので便利です。

 インサイトは、速度計の背景の色が、瞬間燃費に応じて変わるようになっています。青なら燃費が悪く、燃費が良くなれば、青緑から緑へとグラデーションで変わっていくようです。

 私が乗っているエスティマ・ハイブリッドは、速度計の横に瞬間燃費計があるため、若干視線の移動が必要ですが、インサイトは速度計を見るだけで、大体の瞬間燃費もつかめるわけで、視線の移動が少なく、運転しやすいように思います。 

 機械が測ってくれる平均燃費は若干誤差がありますが、まったく意識しないよりはずっといいので、できれば燃費計付きの車を選び、自動的に計測された平均燃費だけでも、給油するごとに、燃料のレシートに書いておき、記録してみてはいかがでしょうか。

 また燃料代が上がってきましたし、燃費を良くすればコストダウンになって、CO2の排出量を抑えることもできます。

 記録を狙って極端に遅い速度で走るなど、あまり他の車に迷惑を掛けてはいけませんが、燃費を意識するかしないかで、1〜2割はすぐに変わりますから、ドライバーのみなさん、燃費向上を心がけていきましょう。

 ちなみに、ホンダのエコグランプリはインサイトのオーナーが対象ですが、e-燃費や、ReCooなど、誰でも参加して燃費を記録できるサービスもありますので、一緒に取り組む人がいた方がモチベーションを保てる人は、利用してみてはいかがでしょうか。
posted by otomi at 19:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月13日

勝負になるLED電球が登場




 シャープが、来月、低価格の家庭用LED電球を発売すると発表しました。

 これまでのLED電球は、長寿命で、消費電力が少ないとはいえ、購入価格が高すぎるため、高性能の電球型蛍光灯と比較した場合、トータルで元を取ることがなかなか難しかったのですが、今回の製品は、これまでのほぼ半値とのことです。

 これなら勝負になるかもしれないと思い、計算してみました。

 比較対象は、現在の一般的な電球型蛍光灯の中の最高性能のもの。白熱電球で言うと60Wの明るさのタイプで比較します。

蛍光灯 販売価格:1500円 消費電力:10W 寿命:1万3000時間
LED電球 販売価格:4000円 消費電力:8.6W 寿命:4万時間

 LED電球の寿命4万時間の時点で比較します。

 本当は3万9000時間の時点で蛍光灯は4個目に入るのですが、少しずつ長くもって、4万時間を3個でまかなえたとすると、蛍光灯は、1500円×3個+0.010kW×13000時間×22円で、1万3300円。
LED電球は、4000円+0.0086kW×40000時間×22円で1万1568円。

 ということで、LED電球が、1732円トクをする計算になりました。
2万6000時間で蛍光灯が3個目に入った所で逆転します。

 まあ、4万時間というと、毎日10時間使っても4000日ですから11年くらい使える計算になります。

 実際には、蛍光灯も2個目、3個目はもっと性能が上がっているでしょうし、電気代が上がれば、LED電球が有利になると思われますから、この計算通りにはならないでしょう。

 しかし、これまでは、コスト的に比較するのは厳しかったのが、十分勝負になる所まで安くなりました。

 他のメーカーも負けじと低価格化、高性能化を図ってくるでしょう。

 今年が、LED電球が家庭に本格的に導入される元年となりそうです。
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2009年06月11日

温室効果ガス 本当に8%以上削減する事が大切



 日本の2020年までの温室効果ガス削減の中期目標が、2005年比で15%減、1990年比で8%減となりました。

 もっと厳しくて良いとは思いますが、数字だけ厳しくしても、実現できなければ意味はありません。

 実際、京都議定書で約束した1990年比6%減も達成できるかどうか危ういのですから。

 今回の、現時点の削減目標は、海外から排出権を獲得したり、植林したりといった分は含めておらず、これらについては、今後の各国との話し合いでどう扱うかを検討していくそうです。

 京都議定書では、それらの削減量を5.4%分と見込んでいましたので、同様に考えると、1990年比で13%以上の削減に相当する事になります。

 まあ、数字だけいじくっても、本当に減らさなければ意味はありません。
削減が進んでいる産業界だけでなく、大幅に増加している家庭部門やマイカーの部分もどうやって減らしていくのか、私も、講演、ブログ、記事執筆等様々な方法で、情報提供していきたいと思います。
 
posted by otomi at 01:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする