2008年12月25日

松本建工経営破綻

 昨日の続き。

 家づくりをお願いする候補に残った2社は、硬質ウレタンパネル10cmという十分な断熱性と、相当隙間面積、いわゆるC値1以下という気密性能が実現可能であり、当然、家全体の気流の流れを考えに入れた計画換気の技術がある会社でした。

 どちらにお願いするか悩んだのですが、最終的には、FP工法ではない方にお願いしました。

 一番の理由は、耐震性に対する考え方の違いでした。

 FP工法を提案していたメーカーの方は、家をしなやかに揺らすことで地震動を吸収し、倒壊を防ぐという考え方でした。(すべてのFP工法のメーカーがそうかどうかはわかりません。)

 一方のメーカーは、頑丈な面で支えて、家をゆがませないという考え方で、阪神大震災を引き起こした兵庫県南部地震の揺れを再現したり、それ以上の振動をあたえる実物大実験でも、駆体の損傷はもちろん、クロスに、しわ一つよらなかったという高い耐震性を誇っていました。

 私は、高気密の性能を、建築当初だけでなく、50年後でもできるだけ保たせる事が重要と考えていました。地震の際大きく揺れれば、気密テープが剥がれたり、すきまに充填したウレタンがつぶれたり、ちぎれたりしてしまうおそれがあります。

 そうなれば、大きな地震の度に気密性能が低下してしまう可能性があります。ですから私は、家をゆがませない工法の方が気密性を長く保てると判断したのです。

 最終的に選ばなかったとはいえ、松本建工の省エネ住宅への考え方は、大いに参考になりましたし、応援をしていましたので、今回、破綻に至ってしまった事は残念です。

 主要事業は他社に譲渡されるようですが、是非、高い技術を引き継ぎ、発展させていって欲しいと思います。
posted by otomi at 13:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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