2009年01月19日

鉄道乗り放題1日1,000円

 国土交通省などが発表した案によると、二次補正予算成立後に予定されている高速道路料金の割引は、どこまで行っても1,000円となるようです。

 土日祝日限定だそうですが、これでは前にも書いたように、週末、休日ごとに高速道路は大渋滞し、CO2が大量排出される事になるでしょう。

 例えば、6人家族の我が家が名古屋から広島に里帰りするとしましょう。

 高速道路の場合、東京、大阪圏は別料金で1,500円かかりますが、名古屋南IC〜広島ICを1,000円で走れますから、2,500円です。

 約500kmで、高速道路中心ですので、燃費が15km/L程度として、ガソリンの消費量が約33Lで、ガソリン代が1L95円なら、3,135円。合わせて5,635円ですむ計算になります。

 一方、新幹線を使った場合はどうでしょう。
名古屋〜広島の乗車券と特急券が大人4人分、子供2人分必要ですから、13,830円×4人+6,910円×2人で、69,140円。

 何と12倍以上になります。往復だと、127,010円、13万円近い差になります。

 高速道路料金が通常だとしても、10,450円+3,135円で、13,585円と鉄道に勝ち目はないのですが、それにしても差が開きすぎです。

 CO2の排出量は、車の場合、ガソリンの排出係数が、2.32kg-CO2/L(出典:http://www.env.go.jp/earth/ondanka/santei_keisuu/keisuu.pdf)なので、33Lだと、76.56kg。6人なので1人当たりだと、12.76kgです。

 一方鉄道の場合は、1人を1km運ぶ際のCO2排出量が0.019kg(出典:http://www.env.go.jp/earth/ondanka/ghg/youin2-2.pdf)とされています。528kmとして、10.0kg。 ん?意外と差が小さい。

 しかしこれは、我が家が6人家族でハイブリッド車だからであって、例えば、4人で、燃費が12km/Lなら24.17kgと、約2.4倍になります。2人なら約4.8倍です。

 国民が移動する事による経済効果を狙うなら、鉄道も優遇する政策をしなければ、鉄道から車へのシフトが起こって、CO2排出量が大幅に増えてしまうでしょう。(実際には景気後退の影響の方が大きくて目立たなくなるかもしれませんが。)

 例えば、鉄道にどれだけ乗っても一日1,000円の鉄道旅行券が、毎月一人2枚までもらえるといった政策を導入しなければ、バランスが取れないと思います。

 ちなみに、自由気ままに乗れる事にすると精算が大変ですが、事前に鉄道事業者、あるいは複数の事業者にまたがる場合は旅行会社の窓口で切符と交換する事にして、差額は鉄道事業者や旅行会社が国に請求する事にすれば、それほど煩雑にはならないので、十分可能な政策だと思います。

 これなら、宿泊の旅行を月に1回、または、日帰りの旅行を月に2回しないと損、という感じになるので、景気対策としてかなり効果があるように思います。

 鉄道は混雑するかもしれませんが、臨時列車を出せば良いですし、高速道路の渋滞よりは環境負荷への影響は少なくてすみます。

 いかがでしょう。
posted by otomi at 01:43| Comment(2) | TrackBack(0) | 提言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
http://itaru-m.hp.infoseek.co.jp/tetsuco/170.htm
のような公共交通バウチャー制度はいかがでしょう?
Posted by スルッとKANTO at 2009年02月23日 19:17
 スルッとKANTO様、コメントありがとうございます。

 やはり経済的な誘導で、自動車から公共交通機関にシフトしたくなる政策が必要ですよね。
Posted by otomi at 2009年02月23日 22:53
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