
内容のご要望についてやりとりしている段階から、「とにかく地球温暖化の怖さについて、ハッキリおっしゃってください」と、何度も言われました。
いつもの講演では、3分の1位、地球温暖化のあまり報道されない本当の怖さについてお話ししたあと、ではどうすればいいのかという対策のお話しを長めにしています。
しかし、今回はご要望に応じて、半分の時間を使うことにしました。

会場に着いて控え室で様々な方とご挨拶させていただいた時も、多くの方が、「環境問題の怖さについて、バッチリ言っちゃってください」、「怖がらせる位で良いです。期待しています」と言われます。
ここまでおっしゃるのも珍しいなと思いながら、本番に臨みました。
もちろん、事実や予測からはずれた、誇張した話はできませんので、いつもより丁寧に、省略せずにお話ししました。それで、十分怖いですから。

結局、その部分は45分にまとめるつもりだったのが、1時間15分にもなり、大半を占めてしまいました。
後は、建築士事務所の方々が多いので、住宅関係のエコ・ゴージャスのお話しをして終わりました。

講演後の懇親会で会長さんとお話しをしていて、そこまで温暖化の恐怖にこだわられていた謎が解けました。
会長さんが、複数の科学者、有識者の方々から、「地球温暖化は、一般の方が思われているよりずっと怖い」という話を聞かれ、そうした話を包み隠さずできる人を探しておられたそうです。
科学者の方や立場のある方は、色々なしがらみがあって、本当の怖さに気づいていても、公の場で、幅広く細部まで話す事は難しいようです。
その点、私は自由に本当の事を言えますから、そんな所にも、私の存在価値はあるのかなと思っています。 10分間のダイジェスト映像を公開しました。
http://www.youtube.com/watch?v=ud9hD-2UWlU