2007年04月07日

アルベドの使い方が変だけど、火星でも温暖化だとか



 火星では、地球の4倍の速度で温暖化が進む可能性があるそうです。
 ほこりが舞い上がることで、太陽光の反射率が落ちて、熱が溜まることが原因だそうです。

 火星には、地球と違って海がないため、ちょっとした事で大きく気温が変動しますから、あり得る話です。

 地球は、熱容量が大変大きい海のおかげで気温が安定しているのです。その分、一旦温暖化が進むと、なかなか下がらないわけですが。

 ところで、このニュースの中で、アルベドの言葉の使い方が変なので、誤解を生んでしまうかもしれません。

 アルベドというのは、天体が、外部から入った光をどの程度反射するか、つまり反射率のことです。

 よく知られているのが、北極や南極の雪氷はアルベドが非常に高いのですが、温暖化で溶けて、地表面が露わになってしまうと、一気にアルベドが低くなるため、熱が吸収され、ますます温暖化が進むだろうという問題です。

 また、大気汚染などで雪が汚れると、やはりアルベドが低くなるため、溶けやすくなるという問題もあります。

 このニュースの中で、

> 火星表面の赤褐色のホコリ(dust)は太陽からの光と熱を反射する。この現象をアルベド(
> albedo)という。
>
>  このホコリが強い風に巻き上げられると、地表の反射率が低くなり、大気に吸収される太陽か
> らの熱が増え、気温が上昇する。アルベドによって強さを増した嵐がより大量のホコリを巻き上
> げ、その結果さらにアルベドが促進するという「悪循環」が発生しているという。

 と書いてありますが、ほこりが反射することをアルベドと言うのではありません。「ほこりが巻き上げられるとアルベドが低くなる」という表現なら適切だと思います。

 後半は、おそらく、「アルベドが低くなり、温暖化が進むことで強さを増した嵐が大量のホコリを巻き上げ、その結果、さらにアルベドが低くなって温暖化が促進されるという・・・」という意味だと思われます。

 アルベドは、温暖化関連の話題で時々出てきますので、この機会に正しく覚えておきましょう。
posted by otomi at 02:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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