2007年11月29日

環境税見送り。ああ、時間がない。

 時事通信などによりますと、自民党の税制調査会は、同党環境部会などから要望が出ていた、環境税の創設について、2008年度の導入を見送る方針を固めたそうです。

 ということは、国としての導入も、2008年度はなくなったということでしょう。

 自民党が成立させたい法案とバーターにして、民主党が環境税導入を求めるといった展開でもあれば別ですが。

 昨日もお伝えしたように、二酸化炭素削減は待ったなしですし、環境税は、やり方によっては大きな効果が期待できるのですが、残念です。

 もちろん、消えたわけではなく、機が熟すのを待つということだとは思いますが、今は、1年の遅れが大変大きな意味を持ちます。

 状況を見守っている余裕はないのですから、経済界からの抵抗にあおうが、大局的な視野に立ち、政治が強力にリードしていって欲しいと思います。

 法律を成立させられるのは政治だけなのですから。
posted by otomi at 19:40| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 全くそのとおりです。このようなところで政治家に指導性を発揮してもらいたいものです。「環境税」導入を求めるメールは「京都の約束プロジェクト実行委員会」からも政府宛に送られているようですが…。
 もっとも、私も一種の変化球ではありますが「道路特定財源を『環境対策』への活用に関する要望」を全国各地の約20名ほどのかたがたと連名で関係省庁や政党に送付いたしました。(内容はホームページに掲載) とにかく可能な限り意思表示していくことだと思います。
 ところで、人間開発報告書の要約・解説をあるブログ(温暖化で大論争していた)にリンクさせていただきました。説得力のある資料だと思います。私のホームページにも、と思っておりますのでご了解ください。
Posted by しょう at 2007年11月30日 18:02
 しょうさん、コメントありがとうございます。

 王道の環境税導入を求めていくべきところではありますが、すぐには難しそうですし、道路特定財源の暫定税率分を環境目的に、というのも確かに、一つの手ですよね。

 自民党や地方は暫定税率延長、民主党は一般財源化と言っている中で、来年3月までに、環境目的のしっかりした案を、どの勢力が出すのかと考えると、なかなか厳しそうですが、機会あるごとに声をあげて、伝えていくことは大切ですよね。

 そうした声が広がることは、何らかの環境税導入の地ならしになりますからね。

 リンクの件、もちろんOKです。ありがとうございます。

 
Posted by otomi at 2007年12月01日 00:29
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